給与管理アプリ「KyuLog」を作った理由。Excel管理と給与ミスがきっかけでした
毎月もらう給与。振り込まれた金額は確認していても、 「基本給はいくらだった?」「残業代はいくら?」「今月は何が引かれている?」 「去年と比べて給料は増えている?」と聞かれると、意外とすぐには分からないものです。
私自身、以前から給与の内容をExcelで記録していました。 そんな中で「これ、スマホのアプリで簡単に管理できたら便利なんじゃないか?」と思ったことが、 給与管理アプリ「KyuLog(給与ログ)」を作り始めた最初のきっかけでした。
目次
Excelで管理していた給与を、もっと手軽に確認したかった
KyuLogを作る前から、自分の給与はExcelで管理していました。 毎月どれだけ支給されて、どれだけ控除されて、最終的にどれだけ手元に残ったのか。 記録しておけば後から振り返ることができます。
ただ、給与を確認するたびにExcelを開くより、 「スマホを開けばすぐ確認できる方が便利やな」と思うようになりました。 そこで「だったら自分でアプリを作ってみよう」と考えたのがKyuLogの始まりです。
もう一つのきっかけは、実際にあった給与のミス
KyuLogを作ろうと思った理由は、単純に記録を楽にしたかったからだけではありません。 勤務先で、給与の支払いに関するミスが何度かありました。 もちろん毎月必ず問題が起きるわけではありません。
ただ、その経験から「給与明細は自分でも確認した方がいい」と思うようになりました。 振込金額だけを見るのではなく、支給項目や控除項目を毎月記録しておけば、 「あれ?今月いつもと違うな」と気付きやすくなります。
既存アプリより先に、自分で作ってしまった
給与を管理できる既存アプリもあります。 ただ、当時見たものはアイコンや画面デザインが自分にはあまりしっくりきませんでした。
とはいえ、既存の給与管理アプリを何か月も使い込んでからKyuLogを作ったわけではありません。 「こんなものが欲しい」と考えているうちに、自分で作り始めてしまった。 という方が実際の流れに近いです。
だからこそKyuLogは、自分が給与を確認するときに欲しいものを考えながら、 少しずつ形にしています。
作り始めて最初に困ったのは「会社によって給与項目が違う」こと
給与アプリを作り始めて、早い段階で気付いたことがあります。 それは「給与明細の項目は会社によって全然違う」ということです。
基本給、役職手当、資格手当、家族手当、残業代。 控除側にも健康保険、厚生年金、雇用保険、所得税、住民税などがあります。 さらに会社独自の手当や控除が存在する場合もあります。
今でも一番難しいと感じているのはUI
アプリ開発をしていて、現在も悩んでいるのがUIです。 機能として動くものを作ることと、「またこのアプリを開きたい」と思える画面を作ることは、 全く別の難しさがあります。
情報が見やすいか。ボタンの位置は分かりやすいか。色は見づらくないか。 古く見えないか。毎月使っても嫌にならないか。 実際に作ってみると、少し配置や色を変えるだけでも印象がかなり変わります。
KyuLogについては、今後も機能だけではなく、UIについてもかなり改善していきたいと思っています。
給与を「記録するだけ」のアプリでは終わらせたくない
現在のKyuLogは、給与を記録して振り返ることが中心です。 ただ、将来的に実現してみたいことがあります。 それが「自分の給与がどのあたりに位置しているのか分かる仕組み」です。
例えば、同年代の給与データと比べて、自分は平均より上なのか、 平均くらいなのか、中央値と比べるとどうなのか。 そうしたことが分かれば、ただ給与を記録するだけではなく、 自分の働き方や今後について考えるきっかけになるかもしれません。
まだ構想段階ですが、KyuLogを単なる記録アプリではなく、 「自分の給与について考えるきっかけになるアプリ」に育てられたら面白いと思っています。
転職するかどうかを考える、一つの材料にも
今は、一つの会社でずっと働き続けることだけが選択肢ではなくなっています。 転職を考える人も珍しくありません。 そんなとき「自分の給与って実際どうなんだろう?」と考えることがあります。
KyuLogだけで転職を判断するようなアプリにしたいわけではありません。 求人広告を大量に表示したり、転職サービスへ誘導することを目的にしているわけでもありません。
まずは自分の給与を知る。過去と比べる。 そして、将来的には同年代などのデータとも比べられる。 そうすることで「もう少し頑張ってみよう」「資格を取ってみよう」 「今の働き方を考えてみよう」といった、自分自身の意識を変えるきっかけになればいいなと思っています。
毎月の給料日に自然と開くアプリにしたい
KyuLogをこれからどうしたいか。大きな目標を言えばいろいろあります。 ただ、一番分かりやすい目標はとてもシンプルです。 「毎月の給料日に自然と開いてもらえるアプリにすること」です。
給料が出たらKyuLogを開く。今月の給与を入力する。先月と比較する。過去の推移を見る。 そんな使い方が習慣になれば理想です。
派手ではありませんが、毎月必ず使ってもらえる。 KyuLogをそんなアプリに育てていきたいと思っています。
まとめ
KyuLogを作った最初の理由は、自分自身がExcelで管理していた給与を、 もっと簡単にスマートフォンで確認したかったからでした。
そして、実際に給与のミスを経験したことで、 「自分の給与を自分でも確認できるようにしておきたい」という思いが強くなりました。 まだまだ改善したい部分はたくさんあります。特にUIは、これからもっと良くしていきたい部分です。
将来的には、給与を記録するだけではなく、 自分の給与や働き方について考えるきっかけを作れるアプリにしたいと思っています。 まず目指すのは「給料日になったらKyuLogを開く」という習慣を作ってもらうこと。 少しずつですが、これからも改善を続けていきます。