SysTecevo

阪急バス「武田尾線」が9月30日で廃止へ 10月からの西谷試験運行バスを解説


阪急バス「武田尾線」が9月30日で廃止へ 10月からの西谷試験運行バスを解説

初回掲載日:2026/09/06
最終更新日:

バス停に掲示された武田尾線廃止のお知らせ

阪急バス武田尾線は、2026年9月30日の運行をもって廃止されます。10月1日からは、宝塚市が北部地域(西谷地域)で「西谷試験運行バス」を始める予定です。

この記事では、武田尾線の最終運行日、廃止の背景、定期券等の払戻し、10月以降の定時定路線・デマンド運行、運賃と予約方法をまとめます。通勤・通学だけでなく、武田尾駅周辺へ観光やハイキングに行く人も、出発前に最新情報を確認してください。

運行時間、乗降場所、予約方法などは試験運行の案内に基づく記事作成時点の情報です。利用前は宝塚市公式の最新案内と「西谷試験運行バス」ご利用ガイドを確認してください。

武田尾線は2026年9月30日で廃止

阪急バス公式のお知らせによると、武田尾線は2026年9月30日の運行をもって廃止されます。したがって、通常の阪急バス武田尾線として利用できる最終日は9月30日です。

影響が大きいのは、西谷地域からJR武田尾駅方面へ移動する住民、通勤・通学で利用する人、武田尾駅を起点に出かける観光客やハイカーです。10月1日以降は、従来の路線バスと同じ運行方式がそのまま続くわけではないため、利用する時間帯と予約の要否を事前に確認する必要があります。

現地のバス停にも廃止告知

下の写真は、2026年9月に現地バス停で撮影した「武田尾線の廃止について」の掲示です。掲示には、2026年9月30日の運行をもって廃止することや、定期券等の特例払戻しに関する案内が記載されています。

武田尾線の廃止についてと書かれた現地掲示の写真
2026年9月、現地バス停に掲示されていた武田尾線廃止のお知らせ(筆者撮影)

写真は現地での掲示内容を確認する補助情報として掲載しています。細かな運行時間や払戻し条件については、阪急バスと宝塚市の公式情報を基準にしてください。

廃止の背景を宝塚市が説明

宝塚市は、利用者数の減少、深刻化する運転士不足、燃料価格の高騰などにより、路線バスを取り巻く環境が厳しくなっていると説明しています。武田尾線については、赤字の解消や人材確保の見通しが立たず、やむを得ず廃止する決定がなされたとしています。

これは宝塚市公式ページで示されている背景です。阪急バスが単独で一つの理由だけを示した、と単純化せず、地域交通全体の環境が厳しくなったことを背景として捉える必要があります。

定期券・回数券は特例払戻しの対象

阪急バス公式では、武田尾線または長尾山霊園線を利用している人を対象に、定期券と宝塚市寿専用回数券の特例払戻しを案内しています。払戻しは2026年10月1日以降に、指定の窓口で対応します。

対象武田尾線・長尾山霊園線を利用している人
対象券種定期券、宝塚市寿専用回数券
対応開始2026年10月1日以降
払戻し窓口宝塚駅前案内所、日生中央案内所、阪急観光バス梅田案内所

hanica定期券は、10月1日以降に他路線で利用すると特例払戻しの対象外になると阪急バスが案内しています。対象の券を持っている人は、利用前に公式案内を確認し、必要書類や窓口の営業時間も問い合わせてください。

10月1日から「西谷試験運行バス」

宝塚市は、交通空白を防ぎ、2027年4月からの本格運行への移行を見据えて、2026年10月1日から2027年3月31日まで「西谷試験運行バス」を実施します。武田尾線の廃止後に西谷地域で利用できる移動手段ですが、従来の路線バスと同じものではありません。

試験運行期間2026年10月1日~2027年3月31日
※2026年12月29日~2027年1月3日は運休
運行時間平日 7:00~19:00
土日祝 8:00~18:00
運行区域宝塚市北部地域(西谷地域)内
料金大人500円、小学生250円(1乗車ごと・降車時支払い)
支払方法現金のみ
従来の路線バスから地域の試験運行へ移る変化を表したオリジナル図解
9月30日までの武田尾線から、10月1日以降の試験運行へ移るイメージです。

平日朝は定時定路線運行

定時定路線運行は、路線バスのように決まった時間に決まった停留所へ停車する方式です。平日の7:00~9:00に運行し、上佐曽利からJR武田尾駅までを結びます。日常の通勤・通学など、朝の移動に使うことを想定した運行です。

  • 利用者登録:不要
  • 事前予約:不要
  • 利用方法:時刻表を確認して停留所で待つ
  • 注意点:座席定員制のため、満員の場合は乗車できない

つまり、平日の朝に上佐曽利からJR武田尾駅方面へ向かう場合は、予約なしで利用できます。ただし、従来の路線バスと同じ本数や時刻になるとは限らないため、出発前に試験運行の時刻表を確認しましょう。

それ以外の時間帯はデマンド運行

デマンド運行は、あらかじめ予約して、運行区域内に設定された停留所同士を利用する方式です。タクシーのようにどこでも乗り降りできるものではなく、決められた乗降場所を使い、他の利用者との乗合になる場合があります。

平日は8:30~19:00、土日祝は8:00~18:00に運行します。平日の8:30~9:00は定時定路線と時間が重なるため、朝の利用でも、乗る便や目的に応じて利用条件を確認してください。

定時定路線とデマンド運行の違い、予約手段を表したオリジナル図解
平日朝の定時定路線と、それ以外のデマンド運行を抽象的に整理した図解です。

予約の方法と期限

  • 利用者登録が必要
  • 利用希望日の7日前から予約可能
  • 原則として利用希望時刻の30分前までに予約
  • スマホアプリ、LINE、電話(0797-90-2834)で予約
  • 電話受付は平日9:00~17:00

スマホアプリとLINEは24時間365日受付、電話は平日9:00~17:00と宝塚市が案内しています。登録方法や予約画面の詳しい操作は、公式の利用ガイドを確認してください。

運賃は大人500円、現金で降車時に支払い

西谷試験運行バスは、定時定路線とデマンド運行で共通の運賃です。1乗車ごとに、降車時に支払います。

大人(中学生以上)500円
小学生250円
幼児(1歳以上)小学生以上の同伴者1人につき2人まで無料。同伴者がいない場合は小学生運賃
乳児(1歳未満)無料
障害者割引大人250円、小学生130円。手帳の提示が必要

西谷小中学校の通学補助対象児童・生徒が登下校時に利用する場合は無料と案内されています。試験運行期間中の通勤・通学用の定期券や回数券は発行されません。運賃や割引条件は変更される可能性があるため、利用時は公式ページを再確認してください。

通勤・通学、観光で利用する人の注意点

通勤・通学で毎日利用する場合は、10月から予約が必要になる時間帯があること、定時定路線は座席定員制であること、定期券が発行されないことを早めに確認しましょう。デマンド運行は予約なしで乗れないため、登録と予約を済ませておく必要があります。

武田尾駅周辺への観光やハイキングでは、土日祝はデマンド運行が中心です。乗りたい時間の30分前までという予約期限だけでなく、停留所の場所、運行区域、運休期間、満席や交通事情による遅れも出発前に確認してください。特に帰りの便を利用する場合は、復路の予約も先に考えておくと安心です。

武田尾線と10月以降の違い

項目9月30日まで10月1日からの試験運行
交通手段阪急バス武田尾線西谷試験運行バス
平日朝武田尾線の通常運行7:00~9:00の定時定路線、予約不要
平日朝以外・土日祝武田尾線の通常運行デマンド運行、利用者登録と事前予約が必要
定期券・回数券従来の券種を利用試験運行期間中は通勤・通学用の定期券・回数券を発行しない
運賃の支払い阪急バスの券種・運賃1乗車ごと、降車時に現金で支払い

まとめ

阪急バス武田尾線は、2026年9月30日の運行をもって廃止されます。10月1日からは宝塚市の西谷試験運行バスが始まり、平日朝は予約不要の定時定路線、それ以外の時間帯は登録・予約が必要なデマンド運行となります。

  • 武田尾線の最終運行日は2026年9月30日
  • 定期券・宝塚市寿専用回数券は10月1日以降に特例払戻し
  • 平日7:00~9:00は上佐曽利~JR武田尾駅の定時定路線
  • 平日8:30以降と土日祝はデマンド運行が中心
  • デマンドは利用者登録と事前予約が必要
  • 運賃は大人500円、小学生250円で、支払いは現金のみ

10月以降に西谷地域や武田尾駅へ行く人は、従来の路線バスの感覚で向かわず、時刻、停留所、予約、支払方法を確認してから利用してください。

参考:公式情報