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ジークンドーは弱い!?ジークンドーの技術とは?

  最終更新日:2023/2/23



ジークンドーは格闘家、俳優であるブルース・リーが開発した武術・哲学です。確かにブルース・リーは世界的にも有名で人気ですが、

果たしてジークンドー自体は本当に強いの?って疑問に思いますよね。

この記事ではジークンドーとはなんぞや?はたまた、ジークンドーの特徴や技などを追求し、あなた自身にジークンドーの強さを判断してもらうページになります。

筆者の格闘技経験:クラヴマガ半年(イエローベルト)、キックボクシング1年、ジークンドー探求中

目次

  1. ジークンドーとは
  2. ジークンドーの特徴

    ①相手の弱点を狙う

    ②ストレートリード

    ③ワンインチパンチ

  3. ジークンドーの師範「石井東吾」
  4. ジークンドの技術
  5. まとめ

以下記事にてこれらの理由についてお話させてもらいます。






ジークンドーとは


ジークンドー(中国語: 截拳道)は、俳優・武道家のブルース・リーが開発した武術、哲学。武術のみならず、人間としての生き方を表す思想です。 英語ではJeet Kune Do、Jeet kwun daoと書く(広東語発音を英語に当てた表記)。リー自身が使ったように、頭文字をとってJKDと呼ばれることもある。




ジークンドーの特徴①「相手の弱点を狙う」


ジークンドーの基本的な考え方として、ストリートファイトで、「相手を6秒以内に倒す」ことを想定されています。

そのため相手を効率的に倒すために、急所である「目突き、金的、耳、関節への打撃」など相手の弱点を徹底的に突いていきます。

通常のスポーツとして、行われる格闘技では禁止されている事をするので、ノールールの異種格闘技では攻撃慣れしている分非常に有利だと思います。

総合格闘技で禁止されているルール


    ・噛み付き

    ・眼球への攻撃、口腔・鼻腔・耳腔等の開口部に指を引っ掛ける行為

    ・局部への攻撃

    ・指関節等の小さい関節への攻撃

    ・髪を引っ張る行為

    ・ひっかく、つねる等の行為

    ・故意に相手を骨折させる行為

    ・試合場外に相手を放り投げる行為

    ・相手の着衣やグローブを掴む行為

ジークンドーではこれらのルールは無用です!むしろ積極的に狙っていきます。これがジークンドーのおもしろい所です。実際にストリートファイトでは生きるか死ぬか、自分の身を守る事が最重要です。

(※暴漢とかに襲われない限り、犯罪になってしまいます。危険なので、日常生活では使わない平和な世の中がいいですね。)

目突き

ジークンドーで目突きを狙う時はビルジーという手の構えを使います。

ビルジーは中指を曲げて人差し指、中指、薬指を一直線上にしてこのみっつの指で攻撃する構えのことを指します。

ビルジーにすることで、1本なら骨折してしまうのも防げます。このビルジーは目突きだけでなく、喉などの弱点を突くにも効果的です。




ストレートリード


ジークンドーのスタンスはストレートリードと言われるスタンスになります。

通常ボクシングなどでは、右利きの場合は左拳、左足が前に来るような構えになります。

これは左手のジャブで相手との距離感を測ったり牽制したりする働きがあるためです。

そして、右手のストレートでしっかり身体の回転の力を使って、勢いをつけたパンチで威力を出すことを目的にしている構え

しかし、ジークンドーのストレートリードでは逆で、右利きの場合でも、右拳、右足が前の来るような構えになります。

拳は通常のボクシングが横だとすると、縦に縦拳として構えます。


BUDO JAPAN CHANNELより

ジークンドーではなぜこのようなストレートリードといわれる構えをするのか?

それは、最短最速で相手を倒すという考えが反映されてます。拳が相手に到達する物理的な距離が近く、打ち出す拳の距離が近くても、しっかり身体の使い方をわかっていれば、威力は出せる!との考え方です。

要するに相手の顔面の少しでも近く拳があった方が早く殴りやすいでしょ、ということです。次に近接距離からでも強い威力のパンチが出せる「ワンインチパンチ」について




ワンインチパンチ


相手と1センチからの距離からでも(助走がなくても)強いパンチが放れるといわれるワンインチパンチについて。

実際は3センチぐらいからとも言われており、寸勁とも呼ばれます。この紹介と原理について考えていきたいと思います。

まず、威力についてはこの動画の4分50秒~みて頂ければ分かると思います。

原理としては、ざっくり2点のようです。


    脱力する

    足からの力を余すことなく、拳に伝える

脱力するというのは力が抜けている方がキレが増すという表現の方が正しいかと思います。

力学的にいうと、力は重さと加速度(スピードの上がり方)で表現されます。つまり、脱力する事で拳のスピードが乗ってキレが増して威力が増すような感じでしょうか




4.ジークンドーの師範「石井東吾」


最近話題になっているのはジークンドーの師範として、Youtuberとしても活躍されてる石井東吾先生です。

まずはこの動画を見ていただきたいです。あの朝倉未来がジークンドーについて絶賛しています。そして、その技術について学んでスパーリングまでしている動画になります。




5.ジークンドーのまとめ


こんな1サイトではジークンドーの技術について全てまとめる事は出来ませんが、ざっくりまとめたいと思います。

ジークンドーで想定されていることは

1体複数を想定されている

(そのためには)相手を6秒以内に無力化するため、急所を狙う

基本的には野外での戦闘

そのためにスタンスとしては斜めに構えて、身体の中心部の急所の面積を少なく見せる。つま先とかかとが同じライン上になるような構えになります

⇒前後に足を構える事で、出来るだけ前後の動きを早くして、相手の不意をつけるようにします。

後ろのかかとを浮かせ(フェンシングのようなイメージ)、脱力する。そして、脚から地面を蹴る力を一切無駄にせず、より早く動ける事が大事なようです。

ジークンドーの動画を何個も見ましたが、動きがめちゃくちゃ早いです!!そして、小柄な方でも威力がすごいんです。

力は重さ×スピード(加速度)なので、脱力してキレを増すような動きは本当に理にかなっていて凄く勉強になりますね。