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K-1のルールを分かりやすく解説!!

  最終更新日:2023/5/11



打撃系格闘技のナンバー1を意味するK-1。

「K」は「空手」、「キックボクシング」、「カンフー」、「拳法」などの立ち技格闘技あるいは「格闘技」そのもの、そして「KING」の頭文字を意味しています。

1はナンバーワンを意味しており、空手やキックボクシングなどの打撃系立ち技格闘技の世界一の最強の格闘者を決める大会を行うというのが設立のコンセプトです。

正道会館の石井和義氏が1993年に創設したイベントで、キックボクシングに近いルールだと言われます。

今回はK-1のルールでは「どの打撃がおっけーなの?」など色々な疑問にお答えします。K-1のルールについて分かりやすく解説していきたいと思います。

目次

  1. K-1のルールとは
  2. RISIN 総合格闘技ルール
  3. ラウンド数
  4. 有効な攻撃と反則技について
  5. JUDGEMENT【判定】
  6. キックボクシングルール

以下記事にてこれらの理由についてお話させてもらいます。






k-1のルールとは?


K-1の試合には主に2種類あります。

    ワンマッチ:3分5ラウンドor3分3ラウンド

    トーナメント:3分3ラウンド

    ※インターバルは全試合1分

ワンマッチは有名な選手同士でよくあるやつですね。


試合用具

選手は、両手に主催者が用意した規定のグローブ、ファールカップ(男子のみ。女子のアブスメントガードは任意)、マウスピースを必ず着用しなければならない。

ファールカップおよびマウスピースは選手自身が用意する。


グローブの大きさは階級によって違います。

    55.00kg未満 6オンスグローブ

    55.00kg~75.00kg未満 8オンスグローブ

    75.00kg以上 10オンスグローブ




有効な攻撃と反則技について


K-1のルールにおいて有効な攻撃は基本的にはパンチやキックに限られます。具体的にいうと、

    ・パンチ:ストレート、フック、アッパー、バックスピンブロー

    ・キック:前蹴り、ローキック、ミドルキック、ハイキック、サイドキック、バックキック、内股への蹴り、飛び蹴り、ヒザ蹴り

    ※グローブの有効箇所が伴わない前腕部、肘、上腕部、グローブ手首部分のみ等がヒットしたと判断される有効打撃ではない場合は反則

反則技は

    頭突き、肘、金的

    グローブ有効箇所を伴わない手首、前腕部、肘、上腕部、肩等による攻撃。

    レスリングや柔道などの投げ技、関節技

    サミング

    喉へのチョーク

    相手に噛み付く

    倒れた相手、起き上がろうとしている相手に攻撃

    レフェリーがブレイクを命じたにも関わらず相手を攻撃

    相手の蹴り足を掴む、ホールディング、首相撲等相手を掴む全ての行為。

    攻撃であれ防御であれ、ロープを掴むこと。

    レフェリーに対する、侮辱的あるいは攻撃的言動。

    パンチによる後頭部への直接的な攻撃(後頭部とは、頭の真後ろの部分を指し、側面、耳の周りは後頭部とみなさない)。

    故意に相手選手をリング外に落とそうとしたとき。

    自分からリング外に出たとき。

    明らかに背後を向いた選手への攻撃。また、背後を見せた選手も戦意喪失とし、注意、警告、減点の対象となる。

    審判員に対する虚偽のアピール、言動

ちなみにサミングとは目突きのことでこのページで解説しています。

首相撲についても以下ページで記載しています。




試合の決着


試合の決着方法はざっくり3パターンあります。

    ノックアウト(KO)

    テクニカルアウト(TKO)

    判定

ノックアウトにもテクニカルアウトにもならない場合に判定になります。


ノックアウト(KO)


ダウンカウント開始から9秒以内に立ち上がり、ファイティングポーズを取ることができなかった場合。もしくは、ダメージが大きく9秒以内に立ち上がれないとレフェリーが判断した場合。 9秒以内に立ち上がっても闘う意志がない、あるいは闘うことができないとレフェリーが判断した場合。 ひとつのラウンド中に3回のダウン(トーナメントでは決勝戦以外は2回)があった場合。 選手の一方が著しく優勢で、劣勢な選手が危険な状態とレフェリーが判断した場合。

引用:K-1 WGP Official Ruleより

要するにノックアウトとは、

ダウンして9秒以内に立ち上がれなかった場合

1ラウンド中に3回ダウンした場合なります。


テクニカルアウト(TKO)


レフェリーストップ:レフェリーが選手の負傷あるいは大きなダメージにより試合続行不可能と判断した場合。

試合放棄:試合進行中、コーナーマンがタオルを投入した場合。また試合中選手が自ら試合放棄を宣言もしくは示した場合。なお、レフェリーがこれに気づかない場合は、他の審判員が試合終了の合図をさせることができる。

ドクターストップ:リングドクターが選手の負傷あるいは大きなダメージにより試合続行不可能と判断した場合。特に選手がダウンして大きなダメージがある場合、リングドクターは審判団に進言し、協議のうえ試合終了の合図をさせることができる。

身体機能のコントロールの喪失

引用:K-1 WGP Official Ruleより

要するにテクニカルアウトとは

試合続行不可能なぐらいダメージを負った場合

棄権する場合ですね。


判定


K-1ではマストシステムが採用されていて、基本的には引き分けはありません。

マストシステムとは、

ジャッジの採点で必ず優劣(勝敗)をつけることです。

K-1で引き分けをなくすために導入されています。延長線の最終ラウンドのみ採点します。

ノックアウト(KO)やテクニカルアウト(TKO)で勝敗が決定しない時、ジャッジ3名による判定をします。

採点基準は上から優先順位が高い順に

    ダウン数

    相手に与えたダメージの有無

    クリーンヒットの数

    アグレッシブ度(攻撃点)

これらを基準に採点を行い、判定します。